小岩キリスト教会について


・わたしたちの教会は1958年に南小岩で宣教を開始しました。およそ60年の歴史があります。近くに「新中川」が流れる閑静な住宅街、下町情緒のある街のアットホームな教会です。

・2019年4月 中村文子牧師が着任いたしました。
通常の礼拝で牧師が説教を同時手話通訳いたします。聴者聾者が共に礼拝する教会です。

・礼拝に必要な聖書や讃美(歌)の本は貸し出し用があります。礼拝説教を印刷し、お配りしています。この教会では新共同訳聖書と讃美歌は新聖歌を使用しています。(他の聖書:口語訳、新改訳などのご持参・ご利用も大丈夫です)

・礼拝中は聖書箇所や讃美(歌詞)などをパワーポイントでご覧頂けます。

・教会墓地が我孫子市のラザロ霊園にあります。

 

ナザレン教会について


「ナザレン教会」は、宗教改革時代(16世紀)にローマ・カトリック教会から分かれたイギリス国教会の牧師であった、ジョン・ウェスレーというイギリスの宗教改革者が、18世紀に基礎を築いたメソジスト教会に起源を持っています。19世紀末から20世紀はじめにかけて米国ロス・アンジェルスのメソジスト教会牧師であった、フィニアス・ブリジー博士は、ロス・アンジェルスの教会で、貧困者やホームレスの人々の世話に取り組み、同時に、キリスト教徒らしい生き方をすべきことを強調する運動をはじめました。やがてこうした活動に賛同する人々と教会が全米各地から集まり、1908年、それらの諸教会・教派が合同して、Church of the Nazarene が組織されました。

 

この名称の由来は、イエス・キリストが「ナザレ人」と呼ばれたことにあります。主イエス・キリストはガリラヤの小村ナザレの出身でした。貧しい人々、虐げられた人々を愛し憐れみ、彼らを癒し、慰めました。また、罪びとと共に食卓につき、彼らを教え罪の赦しを宣言しました。そこで、ブリジー博士はじめ、最初の教会指導者たちは、弱い者・小さな者と共におられるイエス・キリストを信じる群れということを常に思い起こすために、「ナザレの」もしくは「ナザレ人」を意味する、Nazarene を教派の名称として選んだのでした。「ナザレン教会」はこのChurch of the Nazarene を日本語表記したものです。

 

ロス・アンジェルスでナザレン教会が創設されたのとほとんど同時期に、成功を夢見てアメリカに移民した幾人かの日本人青年が、ロス・アンジェルスのナザレン教会でキリスト教徒になり、祖国での伝道を望んで帰国し、日本ナザレン教会を創設しました。また同時に、米国ナザレン教会からの宣教師も来日して、日本で教会の働きをはじめました。さらに、後にナザレン教会に加盟することになる「キリストのホーリネス教会」から、1905年に二人の女性伝道師が日本に派遣され、1907年に京都で教会学校を開設して伝道の働きをはじめていました。ナザレン教会創立の一年前です。キリストのホーリネス教会は、1908年、ナザレン教会に合流し、彼女たちはナザレン教会の初代宣教師となりました。わたしたち日本ナザレン教団は、彼女たちの働きから日本でのナザレン教会の宣教を数えることにしましたので、日本のナザレン教会はアメリカのナザレン教会よりも一年はやい、2007年に宣教百年を迎えました。

 

現在では、全世界およそ150の国と地域にナザレン教会があり、大学や各種の教育機関、病院、福祉施設などを運営しています。また、教会とは別組織の「ナザレン国際援助機関」を設立し、緊急支援、長期的な支援など、さまざまな国際的援助活動を世界の数十カ国でおこなっています。現在、日本のナザレン教会は、この国際援助機関を通して、タイの山岳部族の子供たちの教育、インドネシア沖地震の被災者支援、タイにおけるエイズ感染者の支援活動などに協力しています。

 

ナザレン教会は世界メソジスト教会連合に所属しています。日本ナザレン教団は日本福音連盟という福音派キリスト教団体に加盟しているほか、日本福音同盟(JEA)日本キリスト教協議会(NCC)とも関わりを持っています。