着任から1ヶ月が経ち、少しずつ小岩での生活にも慣れてきました。
教会の皆さんが温かく私たち夫婦を迎え入れてくださったことに心から感謝いたします。
牧師館の清掃やリフォームに携わってくださった方々、
そして祈りに覚えてくださった皆さん、本当にありがとうございます。
今月は教会暦が「ペンテコステ」を迎えます。
復活の後、イエス様は弟子たちに聖霊を与えるという約束を与えられ、天に昇りました。
使徒言行録によると、聖霊は「激しい風が吹いて来るような音」(使徒2:2)を響かせて、
弟子たちにとどまりました。
「激しい」と訳されている言葉は「暴力的な」という意味の言葉です。
聖霊は、荒々しい風を私たちのもとにもたらすのです。
それは、私たちと神の間にある「隔ての壁」(エフェソ二・一四)を打ち崩すため。
また、私たちが隣人との間につくる「隔ての壁」を打ち壊すためです。
聖霊を通して、神は今も教会を導き、教会に一致をもたらそうとされています。
聖霊が吹き起こす風に身を委ね、
主にあってこの地での宣教の働きがますます豊かなものとされることに期待しつつ、
共に歩んで行きましょう。
牧師 稲葉基嗣
*教会月報「小岩だより」2015年5月号より