牧師室だより(2015年8月)

  八月を迎えました。暑い日が続いています。教会のみなさんの健康が毎日支えられますように。


 今月の祈祷課題として「青年」が挙げられています。今月は日本各地のキリスト教会や、キリスト教団体で、キャンプが予定されています。私たちの教会が所属するナザレン教会でも、十一日から十四日まで全国キャンプが開催予定です。このキャンプに参加する若者たちが、将来の教会を担っていくことになります。どうかキャンプ伝道の働きのために、覚えてお祈りください。


 八月は日本のキリスト教会にとって、「平和」のために祈る必要があることを強く覚えさせられる月でもあると思います。終戦から70年が経ちましたが、主キリストにある平和はどれほどこの世界で実現しているのでしょうか?イエス様は「平和を実現する人々は、幸いである」(マタイ五・九)と語られました。私たちが受け取った福音、良き知らせは、自らの救いを喜ぶためだけに、与えられたのではありません。神との和解を受け取るとともに、この世界で共に生きる人々、そしてすべての被造物との間に和解を実現するものとして、神は私たちに福音を与えられました。ですから、私たちはこの地に、主キリストにある平和が実現することを心から願い、祈り続けていきましょう。


牧師 稲葉基嗣

 

*教会月報「小岩だより」2015年8月号より