十月を迎えました。墓前礼拝と召天者記念礼拝を終えたら、あっという間にアドベントに入ります。クリスマスの準備も具体的に始まってきました。心を合わせて祈り、備えていきましょう。
私は今月は若手牧師懇談会と教職セミナーに出席するために沖縄へ出張予定です。若手牧師懇談会では、ナザレン教会の任職十年以内の牧師たちと一緒に交わりのときをもつ予定です。また、教職セミナーでは、平和問題についての学びを全国のナザレン教団の牧師たちと一緒にする予定です。
教会に与えられている「福音」のもつ重要なメッセージのひとつは「和解」です。それは何よりも、イエス・キリストを通して成し遂げられた神との和解です。しかし、この和解は「神と私」という一体一の関係のみを指す言葉ではありません。私たち人間同士の間に、そして神が造られたすべての被造物の間に「和解」が成し遂げられるために、イエス様は十字架に架かり、私たちの罪を赦されたのです。ですから、「キリストにおいて」私たちは「共に建てられ、霊の働きによって神の住まいとなる」(エフェソ二章二二節)ことができるのです。
どうかキリストの平和がみなさんの心と生活の隅々にまで行き渡っていきますように。
牧師 稲葉基嗣
*教会月報「小岩だより」2015年10月号より