牧師室だより(2015年11月)

 先月は、教職セミナー(ナザレン教会の牧師研修会)に出席のため沖縄へ行ってきました。全国のナザレン教会の牧師たちが集まり、平和問題について考えるときを持ちました。「平和を実現する人々は、幸いである」(マタイ5章9節)の意味を改めて問われるときでした。


 11月を迎え、早いもので2015年も残りあと2ヶ月です。

 11月22日の礼拝は、教会暦では最後の日曜日になります。教会はこの日を「王なるキリストの主日」として祝ってきました。私たちの周囲には、様々な支配者・権力者が存在します。しかし、「キリストこそ、私たちの唯一の王である」と教会は告白し続け、「主イエスよ、来てください」(黙示録22章20節)と祈り続けてきました。イエス様が再びこの地上に来られるとき、神の支配は私たちのもとに完全なかたちで訪れます。それは、この世の支配者がもたらす支配とは決定的に違います。神の支配の下では、「もはや死はなく、もはや悲しみも嘆きも労苦もない」(黙示録21章4節)のですから。私たちも「主イエスよ、来てください」と祈り、主を待ち望みましょう。