12月を迎え、アドベント(待降節)に入りました。主イエスの誕生を待ち望む季節です。今年のアドベントは、礼拝の中でマタイによる福音書を順番に読んでいく予定です。
準備をしている中で、改めて気付かされたのは、マタイ福音書が「神は私たちとともにいる」(インマヌエル)という言葉を重要な言葉として用いていることです。「見よ、おとめが身ごもって男の子を産む。その名はインマヌエルと呼ばれる」(マタイ1章23節)という天使がマリアに告げた言葉と、「…わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる。」(同28章20節)という主イエスが弟子たちに告げた言葉。このふたつの言葉に挟み込まれる形で、福音書が記されています。神の子である主イエスが、人となって私たちのもとに来られたことによって、神がインマヌエルであられることを証ししてくださいました。この驚くべき奇跡を喜ぶことのできるアドベント、そしてクリスマスとなりますように。