牧師室だより(2016年2月)

 2月を迎えました。10日(水)から四旬節(レント)に入ります。10日(水)からイースター(今年は3月31日)の前日の土曜日までの期間が、日曜日を除くと、「四旬」=「40日」になります。「40」という数字は、イスラエルの荒野放浪の40年やイエスの荒野の誘惑の40日など、聖書においていつも移動や準備、悔い改めや修練の期間を指す数字として使われています。教会は伝統的に、この四旬節の期間を、洗礼の記念または準備と、悔い改めによって、神の言葉をより熱心に聞き、また祈りに励むことで、イースターを祝う準備をする期間として過ごしてきました。

 

 私たちの教会は、今年の四旬節では、ヨハネによる福音書に記されているイエス様の受難の記事から共にみ言葉に聞いていく予定です。イエス様が私たちのためにこの地上で苦しみを受けられたことの意味を思い起こし、感謝しつつ過ごしてまいりましょう。